かずりんのゲシュタルト 第12クール

春ですね。
かずりんのゲシュタルト、第12クールの開催をお知らせします。

ここ1・2年、私の周りは、パートナーが現れたり、結婚したり、子供が生まれたりする人ばかりでした。私も一緒にいたいと思う人との出逢いがあり、ふたりでいる時間を過ごすことも多くなりました。

ひとりの時は、大体自分の思い通りになっていた世界が、ふたりになった途端思いもよらない展開を見せる。誰かと共に居るということは、そういうことなんだなと最近思います。頭で考える範囲におさまらない。結局はこうじゃないか、と思っていてもそうならない。本当に誰かと共に居る時は、見たこともない景色が目の前に現れて、呆気にとられている顔に爽やかな風が吹くような、そんな体験なんだなぁとつくづく思います。

自分なんていうのはちっぽけで、世界はもっともっと広い。
どんどん冒険していきたいな、と思っています。

事務局 山本明日香


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「私のゲシュタルト体験」   白坂和美


私は、仕事やワークショップで地方に行くことが多い。
そこで出逢った人たちはとても親切だった。静岡県の富士宮に仕事に行った時、少し時間が空いたので、ふらっと電車に乗って山梨県まで足を伸ばした。木々に囲まれ、一本の川が流れている小さな駅を降りた。

駅のすぐ前に洋品店があり、その前で、学校へ通う子ども達へ笑顔で声を掛けているおじさんがいた。私は、アジサイ園への道を尋ねた。すると「あっちだけど、そんな荷物と靴(ヒール)ではつらいから、荷物置いていき。それか、雨も降ってきてるから、中で休んでいき。」と声を掛けてくれた。

確かに雨も降ってきてるし、都会人の私は荷物を預けるのも不安だった。お言葉に甘えて、休ませてもらうことにした。すると、店の奥に入っていくと、80歳くらいのお母さんと思われる女性が背中を丸めてちょこんと座っておられた。結局、1時間くらいお話をさせてもらった。その帰り際に、お母さんが息子さんに「ほら、あれもっといで、あれ。」と指示をした。すると、息子さんが、お茶を持ってきてくれ、それをお母さんが新聞紙に包んで私に手渡してくれた。そして、飴もくれた。

その5年後に、鹿児島へゲシュタルトのワークショップへ出かけた。朝、川べりを散歩していると、60歳過ぎのご夫婦が散歩をしていた。やはり、田舎の方は親切で、私に声を掛けてくれた。一緒に体操していきませんか。私は、何気に「はい」と返事をし、奥さんと川べりで柵につかまりストレッチをした。

すると「ほら、見てみ、鮎の稚魚が泳いでる」と指をさして教えてくれた。私は初めて見る光景に興奮した。「すごい、いっぱい泳いでる」と無邪気に喜んだ。奥さんが、じゃ、そろそろ帰るとおっしゃって、旦那さんに向かって「ほら、あれ渡し、あれ」と言った。
ポケットの中から、飴を2つ取り出し、私に差し出した。10分くらいの出来事だった。

そのことを百武さんにワークしてもらった。

きっと、他界した両親が姿を変えて見守ってくれているのだろうと解釈していた。しかし。「ほら、あれ渡し、あれ」の言葉が気になっていた。2回とも同じなのである。

ワークの中で父の椅子に向かって、母の立場から「ほら、あれ渡し、あれ」といってみた。何も気づきは起きない。今度は、父の席に座った。百武さんが、「お父さん、あなたは娘さんに何か渡し忘れたものがあるはずです」と言った。その瞬間、気づきが起こった。

「言葉」と父の席に座っていた私が言った。

父は、自死していた。そして、母と兄には走り書きの短いメッセージがあったが、私にだけ遺書らしきものがなかった。

それを、届けてくれていたことが分かったのである。17年掛けて忘れ物を届けにきてくれていたのだと私は思った。そして、5年前に亡くなった母と共に。ワークの最後に、何かお父さんに伝えたいことはある?と百武さんが言った。「甘い、キャンディだったよ。確かに受け取った。」飴を手にした手をギュッと握りしめ、父にそう伝えた。愛情を確かに受け取った瞬間だった。

とても、穏やかにワークを終えた。波の立っていない湖のような心だった。そして、鮎の稚魚のように私も泳ぎだした。その1週間後に、私と同じ喪失体験をもつクライアントが飛び込んできた。そして、無事にワークを終えることが出来た。

自分の問題と向き合いながら、鮎にように泳ぎながら成長していきたいと「今、ここ」で思います。



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ファシリテーター紹介:白坂和美
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■経験・実績など
日本ゲシュタルト療法学会暫定ファシリテーター・評議委員、創元社主催こころとからだの学校「skole」ゲシュタルト担当講師、産業カウンセラー、交流分析、プレイバックシアタープラクティショナー

産業界、学校、医療業界、就職者支援などでセラピーや、研修、心理カウンセラー養成などを行っている。

ゲシュタルトセラピーに関しては、百武正嗣氏に師事し現在各界にてゲシュタルトを使った教育やメンタルヘルス、セラピーを展開している。

ゲシュタルト・ネットワーク関西にて、ゲシュタルトセラピスト養成コースを開催。


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ゲシュタルト療法 体験コース(全6回)
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★2017年4月27日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルト理論と3つの気づきワーク

★2017年5月25日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルト理論と体験編 「エンプティチェア体験 」

★2017年6月15日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルトセラピー「未完の問題ワーク 」

★2017年7月20日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルトセラピー「夢ワーク」

★2017年8月17日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルトセラピー「体の気づきとワーク」

★2017年9月21日 19:00~22:00
テーマ:ゲシュタルトセラピー「ファシリテーター体験」
*プログラム内容は、状況により予告無しに変更する場合があります。


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参 加 要 項
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■参加定員 10名(先着順)

■参加について
1.ゲシュタルト療法を仕事や生活に活かそうとしている方。
2.現在、心身の状態が安定していて、グループとして6回継続してゲシュタルトワークが出来る状態であること。
※スタッフで審査の結果、ご希望に添えない場合があります。

★ゲシュタルトネットワーク関西(GNK)主催、トレーニングコースの参加資格時間(60時間)に寄与できます。

★ 料金:27,000円(6回通し)/ 一回参加:5,000円
※ グループの凝集性を高めるために基本的に6回通しの参加でお願いいたします。

★最小最高人数:3人
(人数に満たない場合中止となる場合もあります)

★場所:fence works studio CAVE
http://www.fenceworks.jp/access.html

★申込み:k.s.gestalt■gmail.com(■を@に変換してご利用下さい。)
事務局 山本明日香




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