8月・夏の1日円坐


歩く速度よりも速く、歩くということ

8月12日
田中聡守人で1日円坐を開きます。
ご関心のある方、どうぞお越しください。


先日、フェンスワークスのミーティングで他のスタッフから
「聡くんとなおちゃんの間に溝があるのか」と
問われたことがありました。

その時に
「自分はなおに関わってきたけど、なおはシャッターを降ろして自分に閉じこもる。
 関われなさがあり、無力感を感じる。それを溝だというなら、溝はあると思う」
と、田中がこたえました。

私はそれを聞いて
シャッターを降ろして自分に閉じこもる
ということからの外れ方がわからないのだ、と思いました。
不可抗力のところを指摘されている感じがして、憤りがありましたが
シャッターを降ろして自分に閉じこもる
という指摘は正しかったので、憤りについては何も言いませんでした。
正しいものこそ、怒る権利があるという思想のもとにいたので
正しさのない憤りは、私の世界から隠されたのでした。

けれど
隠されたものの確かに存在してきた「憤り」は静かに積もっていました。

私は、「憤り」を表現するために正しくなる必要がありました。
正しければ、怒る権利があるからです。

自分が正しさに立てるように思考を巡らせますが、なかなかうまくいきません。


そんな中「なお、怒ってるんちゃうか」と指摘されます。
出口が見つかる前に、指摘されて、隠れていた場所から出て来た怒り。
メラメラと湧いてくるけど、私は正しくないので、怒れません。

「怒ってるけど、怒れない」ねじれの中で
(正しく見える)田中には怒りを向けられないので
イライラと上がってくるものに任せ、私はコップを割りました。

とっさに床に投げつけてしまい割れたコップを見ながら
自分でしたことに呆然としていると
割れたコップを片付けてくれる仲間がいて
仁美ちゃんは私に「なんでものにあたるん!?人に行きや!」と怒り
「なんか、すっとした」とげんちゃんは笑っていて
「怪我せんでよかった」と繰り返し言ってくれるおっちゃんがいて
顔を見るのも嫌だった田中聡が横にいるのに
呆然として混乱としながらも、なぜか嫌さが湧かないのでした。



どうして、こうも、正しさにこだわるのか。こだわってきたのか。
「怒り」だけではなく
正しくないと「表現できない」
正しくて初めて「表現する権利がある」という思想があったと振り返ります。


それでは
「正しさ」って、一体、なんなのか?
・事実としてあること
・矛盾点がないこと
というのが浮かんで来ますが
そんな人、いるだろうか。
矛盾を出さないためには、調整が必要で、調整は制約になり、小さな嘘にも繋がる。

「正しさ」のために「嘘が必要」
もはや、何が、正しさなのかわかりません。


もうしばらくずっと、私は怒らない人でした。
周りの人がごく簡単なことで怒っているように見えて
なぜ怒るのか、わからなかった。
「わざとじゃないことでなんで怒るんだろう」といつも思っていた。
自分は、怒りの感覚が薄いのかなぁと思っていた。
そして私はずっと「正しい」人だと思ってきました。


正しくなるために
自分の歩く速度よりも速く歩いて
「正しさ」に自分を導いて来た。
「正しさ」から外れることがあれば、直ちに「間違え」を修正した。 

そうやってずっと生きて来ましたが
「正しくないけど怒っている」ということが起き
ねじれが見え始め、正しさへの問いがたった今
自分の足元が、崩れ始めています。


「聡くんとなおちゃんの間に溝があるのか」という問いにも
私は「溝」が消えるような返答をしました。
「正しい」私にとって、人との間に「溝」があってはいけませんでした。



でも「正しさ」の足場が崩れた今
もう一度、問いに触れれば、
田中聡と私の間には、やはり溝があるのではないだろうか
そんな気がしてきていて、何よりも
私と私の間に溝があったことは、明らかになりました。


「正しい」か「間違え」かしかなかった世界から
それの解けた(解けかけた)世界に立って
今、私と、田中や、他者との間に、どんな関わりが生まれるのだろうか。
そもそも、関わりは、生まれるのだろうか。

また、田中は本当は何を言っていたのか。


ひとつひとつ、触れていきたいと思います。


8月の1day
ご関心のある方、お待ちしています。


(事務局:大久保尚美)


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8月・夏の1日円坐 studio CAVE
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◎日 程
8月12日(土) 12時〜18時45分


◎スケジュール
・11:30 開場・受付開始
・12:00〜13:30 ひとつめの円坐
《休憩》
・13:45〜15:15 ふたつめの円坐
《休憩》
・15:30〜17:00 みっつめの円坐
《休憩》
・17:15〜18:45 よっつめの円坐


◎会 場
studio CAVE(スタジオ ケイブ)
大阪市西区千代崎2-2-13
http://www.fenceworks.jp/access.html


◎定 員
10名程度


◎参加費
5,000円


◎守 人
田中 聡


◎事務局スタッフ
大久保 尚美
※円坐中は参加者のひとりとして座ります。


◎申込み/問合わせ
fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用下さい)
上記メールアドレス宛に
タイトルを『夏の1日円坐申し込み』とし
本文に

・氏名(ふりがな)
・携帯電話番号

をご記入の上、担当 フェンスワークス 大久保 尚美 までお申し込みください。




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